時雨出版について
 

時雨出版は、2018年12月10日に設立した小さな出版社です。

ISBN(国際標準図書番号)を取得していますが、一般書店で販売せずに、
みなさまに本をお届けします。
なぜ一般の書店で販売しないかというと、断裁される本があまりにも多いからです。
委託制度による返本で、毎年、書店に並ぶ雑誌や本の30〜40%が断裁されます。
紙はパルプ(木)でできています。
日本で使われるパルプのうち70%は、海外の森林を伐採して輸入されています。
断裁されたあとは、リサイクルされますが、
1本の木が生長する年月を考えると、
当たり前のように無駄に断裁されていいとは思えません。
こうした現状を少しでも変えたいので、
読みたい人の手に直接届く、通販を中心に書籍販売を行うことにしました。

時雨(しぐれ)には、「ほどよいときに降る雨」という意味があります。
ほどよい雨が、草木の生長を助けるように、
雨が土にゆっくりと浸み込んで、命を躍動させるように、
読む人の心が動く本づくりを目指します。


2018年12月10日 「時雨出版」代表 温野まき