読者の感想|ある、りんご園の一年

本を受け取った時から、その手触りで、大変な気合の入ったものだと感じ、今まで勿体無くて読めずにいましたが、今日の雨の日に開いて、最後まで一気に読みました。
あまりにも共感することが全部すぎて、自分と重ね合わせて読むことしか出来ませんでした。
私が生まれた時からある田畑、それと共に当たり前に生活してきた父母、そして今は年をとっていくばかりの父と二人三脚のように農業をしている自分。猫。
自然と生きとし生けるものへの敬意を持って、クスリを使わないという選択。まわりの評価の虚空感。どんどん過酷になる環境。その中で続けていく意味。

一番残る言葉は、76ページ。
自分がそれによって生かされている、生きていてもいい。そう信じれる場所があること。だから毎年、ダメだったことに立ち止まらずに次に進むことが出来る。

とはいえ、どこか悲壮感あるままに本を閉じ、人間にとってこの世でこれからどう生きていくべきなのかの未来が見えるよりも、終わってしまった最盛期の眩しさの残像のようにも思えてしまった。写真の明暗の激しく美しいコントラストの、影の方へ私は引き込まれてしまった。江利さんにエールを贈りたい気持ちです。それはきっと自分に、なんでしょう。
父の真面目さや実直さが、私には無いもので、その無心にただ目の前のやるべきことをやる、という繰り返しの毎日を投げ出したい時もあります。そういう自分と折り合いをつけながら、それでも続けていこうと思います。いつも新しい芽吹きがあるから、放ってはおけないですもんね。
愛おしい風景たち、葛藤しながらの毎日、その私的な眼差しを形にしてくれてありがとうございました。
(有機農家 島田奈々子 樣)


まずは、時雨出版という出版社が存在し、奇跡のりんごの木村さんのお嬢様である木村江利さんが本を出されたということに感謝いたします。
写真集だと思って気軽に手にとって、気軽にページをめくっていったのに、あるところから涙が溢れて止まらなくなりました。自然栽培のりんごを食べることができるということは、木村さんとご家族の大変なご苦労があっての上でのことだと理解はしていたつもりでしたが。長年、毎年、毎日、やはり大変なご苦労をなさっておられるのですね。ご家族様とりんご畑を含めてのご健康と、ご繁栄とご発展を祈るばかりです。
ただ、涙が溢れて読み進められなくなったのは、そのこととは別のことでした。日常の生活のなかで、静かに、土に埋もれて見えない根っこのように、愛が貫かれていたのですね。
普段私が見聞きする話の中に、これほどの愛については覚えがありません。木村秋則さんの無邪気な出で立ち、笑顔の写真からは、子供のような素朴さ、純真さ、が伝わってきます。
異常気象によって、思い通りには育たないりんご達。木村秋則さんは、立ちはだかる壁があった時、それをなんとか乗り越えたり、すり抜けたり、工夫しながら挑んでいくことを喜びとされているのかもしれませんね。
(魂向上実践塾 久保静恵 樣)


この9月に、「ある、りんご園の一年」を購入させていただいたものです。
ずいぶん前ですが、江利さんのお父様の著書を読んで、感銘を受け、インスタグラムのきれいな写真にも惹かれ、フォローしては投稿を楽しませていただいていました。江利さんのユーモアある、温かい、飾らない言葉が素敵だなあと感じていました。
ご著書にも、簡潔で飾らない、でも温かさのある言葉がちりばめられていて安らぎを感じました。写真もきれいで、青空に生えるきれいな赤いりんごも、カビの生えたりんごも、かわいい猫ちゃんも、虫も、お仕事するお父様も、寝そべるお父様も、雪、コーヒー、落とされた枝。
すべてがあって、りんごが実るんだなあ、すべてがあって、きれいと感じられるんだなあ、と思いました。
あとがきを見て、江利さんの言葉の深さや、ありのままを見つめる率直な姿勢の背景を知らせていただいたような気持になりました。
繰り返し読ませていただいています。
りんごが大好きです。りんごの季節、りんごをおいしくいただきながら、読ませていただいています。
素敵なご本をありがとうございました。
本は好きなほうだと思いますが、添えられた「御礼とお願い」に書かれたような、出版会の事情を知らず、こういったお話もありがたかったです。
紙の質感がダイレクトに感じられて、読みやすく、開きやすく、素敵なご本をありがとうございました。
時雨出版さんの真摯な姿勢や、江利さんの表現のすばらしさに触れられ、
ありがたい機会をいただきました。本当に、ありがとうございました。
(匿名希望 様 山形県)


SNSでこちらの本の存在を知り、購入させて頂きました。
隙間時間につい触ってしまうSNSですが、このような素敵な出逢いに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
以前、「奇跡のリンゴ」を読み初めて、読書をしながら涙を流しました。
お恥ずかしながら元々読書の習慣がなく、40代になってからジャンルを問わず意識して読むようになった次第です。
木村さんの事は存じ上げていたものの、自分の生活に何か新しく取り入れたわけでもなく、毎日を送るだけ。どこか他人事でした。木村さんすごいな。農家さん大変だな、、、と。
最近YouTubeで木村さんについて、かなりアップデートされた情報を知ることができたんです。そこから、時雨出版さんの『ある、りんご園の一年』に辿り着くことができました!
写真はインスタでも投稿されているみたいですが、書籍は写真をじっくり眺めることができるのでいいですね。農園にお邪魔させている気持ちになりながら、じっくり読み進めさせて頂きました。

今年で51歳になりますが、奇跡のリンゴが発売から12年経ってようやく、自分事として木村さんのご家族の理念と向き合うようになりました。
これまで私が元気に過ごせたのは、家族や会社、友人だけではないですね。木村さんのご家族にも改めて感謝の気持ちをお伝えしなければいけない。という気持ちが強く湧き上がりました。
それでも、まだまだ一般人のフツーの感覚が染み付いており、意識しないと地球より目の前の快楽を優先してしまう自分がいます。

最後に、書店に並ぶ雑誌や書籍が断裁されている事実に驚きました。
というか、何も考えていませんでした。当たり前ではないですね。
この事もまた、知識として学べたのは時雨出版さんのお陰です
貴重な、とても大切な現状を教えて頂きありがとうございました。
知ったかぶりをして広めます!^^
また、時雨出版さんで購入させて頂くのを楽しみにしています。
長文失礼致しました。
(井上 文 様 東京都)


「ある、りんご園の一年」をお送りいただきありがとうございました。1か月近く前になります。
 大変な年月をかけて出来上がったのですね。
長い間ただその美味しさ、安全性に喜んでリンゴを口にしていましたが、知らなかったことの多さやご苦労などに驚いています。また木村さんの優しさが自然に出ているお写真が素晴らしい。
江利さんの写真の腕前の良さに加え家族ならではの感がします。
そして、何故か自分もこのリンゴ園の中に入り込んでいる感覚にもなりました。
 出版業界で大量に破棄されている現状も知りました。しかしこんな素晴らしい本が
このままだと多くの人の眼にとまらず終わってしまうのが残念です。
東京で写真展を開いていただきたい程です。実現の際には是非ご連絡ください。
 時雨出版様の経営方針では大変だと想像します。
これからも多くの人に読んで欲しい本を出版され続けられます
事を願っております。
(小堀眞佐子 様 東京都)


一気に読みました。なんとも衝撃的で、びっくりしました。
これまで、目にしてきた写真入りエッセイーの中でもダントツの素晴らしさ。
ありのまま綴られた文章も、秀逸で、むだがなく、しかも余韻があって、哲学書の趣もあります。紙質もあたたかく手触りが最高です。
それらにくわえて、掲載されている写真のワンショットが実に素晴らしいです。
プロのカメラマンでは撮れない視点と迫力と愛がみなぎっていて、これは本当にすごいです。
アイフォンで撮影されたとのこと、いまだにガラケーの携帯電話を使用していて、フィルムカメラに郷愁を抱いている私は、その素晴らしい描写力にひっくりかえるほど驚きました。
著者の江利さんは、まるで修行僧のようですね。心から感銘を受けました。
(理学博士 佐治晴夫 様)


編集者、ライターで、2018年にひとりで「時雨出版」を立ち上げられた温野まきさんが2冊目を制作中と聞き、どんな本なんだろうと期待していた。
1冊目「最初に読む料理本」が出たのは2019年7月。取次を通さず、返本不可という条件で置いてくれるお店だけで販売しているのに2024年11月には4刷を重ねたロングセラーだ。
書籍を「消費されるもの」「廃棄されるもの」にしない。
強い気持ちで本作りをする時雨出版の6年ぶりの新刊は写真集だという。
写真集?
装丁・デザインは1冊目に続き山下リサさん。
アラーキーの写真集を数々手がけ、藤原新也や沢木耕太郎の本の装丁もされている大ベテランだ(申し訳ないことに「杜人」のチラシも気持ちで受けてくださった)。
お二人が色校正で印刷所に行かれた投稿を見て、ますます楽しみになった。
そして7月15日に出版された「ある、りんご園の一年」木村江利 写真・文。
木村江利さんは木村秋則さんの次女。
2019年秋、温野さんは江利さんからこう言われたそうだ。
「父と母が共に頑張ったからこそ、今の畑とりんごの木があるという事実を写真集として残したい」
「作りましょう」。温野さんは即答。
それから6年。10年に及ぶ膨大な写真と記録がこの一冊に収められた。
実は、まだ全部の写真を見ていないし、全文を読んでいない。
もったいなくて読めないのだ。
届いたのが山口に帰る前日で、持って帰って父を寝かせた後、ゆっくり頁をめくった。
写真はもちろんのこと、綴られた文章に驚いた。
文は人なり、というけれど、飾らない正直な言葉の連なりの中に、この世界のありようを見極めようと冷徹なほどに俯瞰する姿勢と共に沸騰する感情がのたうち、激しく脈打っている。
これは一気に読んではいけない。
いったん閉じて枕元に置いた。
全320頁。
「落とす写真がない!」と悲鳴をあげつつ選ばれたという写真1枚1枚に込められた眼差しの深さ、一瞬にとどめられた無限に、涙が出る。
自然の営みに、人の社会に、どちらにも誠実であろうとすればするほど苦しく、善悪も正義も綯い交ぜになる日々の暮らしの中で煩悶し、自問し、そういうもの一切を超えた真実の光を必死で映しとろうとする文章に、目を閉じ、姿勢を正す。
これから長い旅を続け、行く先々で出逢う人々を慰め、励まし、人間らしい人間へと導いていくことだろう。
信頼と祝福に満ちた、たから貝のような一冊。
(映画『杜人』監督 前田せつ子 様)


『奇跡のリンゴ』が成し遂げるまでの物語だとしたら、
『ある、りんごの一年』はその後、続いていく日々を描いた本。
光と陰、絶望と希望のあわいを歩き続ける
10年にわたる写真と記録から生まれました。
季節の移ろい、りんごの木々の表情、そして父母の背中。
家族だからこそ撮れた、言葉では語り尽くせない景色があります。
気候が変わり、農業を取り巻く環境が厳しくなる今、
それでも命をつなぐために畑に立ち続ける人たちがいる。
この写真集には、そんな「生きる力」や「命のつながり」を感じさせる静かな温もりがあります。
(植物療法士/フィトセラピスト 池田明子 様)


りんごの自然栽培にかける木村さんご一家の様子、お気持ちが一枚いちまいの写真とともに伝わると同時に、著者の、家族に対する、とくに木村秋則さんに対する、強くてやさしい思いが伝わってきます。
素晴らしい本がまた1冊地球に生まれました。
(80才で新規就農 粕渕辰昭 様 山形県)


一気に読んでしまいました。読むというより写真と添えられた文章に同化するような錯覚に陥りました。
写真の素晴らしさだけではなく、文章に引き込まれました。
私が映画で伝えたいことが沢山あり、心に響きました。自然を見つめる目が卓越しています。
害虫の被害に自然の摂理を思い、生長途中で朽ちてしまったリンゴへも深い思い、共感、慈しみ……。
私はこれほどまでに自然への敬愛を書いた農家に今まで出会ったことがありません。
文章には、詩のような表現もあり、情景が美しく浮かび上がってきました。
正しさを主張しない、といった姿勢に、慣行農業や有機農業を手厳しく批判する過激な父親の木村さんの娘さんであることにも驚きました。
こんな懐に深い農家に是非、出会いたいと思いました。
(ドキュメンタリー映画監督 原村政樹 様)


先日、木村秋則さんの講演でこの本を購入し読み終えたところです。
木村さんの次女である江利さんの視点から描かれたこの本に感動しました。
自然に対峙し生きることの大変さは想像以上だと思いました。
当然の如く自然は意のままにならないのですよね。
それでも感謝しそれでも立ち向かう強さや潔さが素晴らし過ぎるというか。
自分がいかに生ぬるい環境に生きている、へなちょこなのかを思い知る本でもありました。

お母さんの美千子さんが紅月の花の少ない枝に向かって
「疲れてしまったか、休め休め」と声を掛けていたと知り
涙が出てきます。なんて大きな愛なんだろう。

木村家のりんごは愛に育まれているのですね。
苦労ばかりでむくわれないけれど、でも自然に育てられていると
その立場から言われることがとても大きいです。

この本は勇気を与える本でもありますね。
そして写真の数々にも癒されました。
ところどころに出てくる秋則さんの笑顔もなんて素敵なのでしょうか。

素敵な本を描いてくださった江利さん。
そして時雨出版さま。どうもありがとうございました。
(加藤かすみ様 北海道)


誕生日の記念にと、大ファンの時雨出版 @shigurebooks_aobon の新書をいただいた。珍しくもう2回読めたから、どんな気持ちかを書いておこうかと。
至るところに心を感じる作品。綴じられた背中の部分の折り目も、綴じる糸の細さも、写真の分量も紙の薄さも、心地よく心を開いてくれる作品。関わった方たちの心が寄せられた痕跡を見つけるのが、何よりの収穫になった。
わたしも2019年から1人で畑にいるので、著者の江利さんの四季を踏襲する様はありありと目に浮かぶし、四季に翻弄される心持ちにも共感しかなかった。
畑にいようがビルの間にいようが、世の中のひとがこんな風に四季や環境を捉えていられたら、悲しみや無念を等しく自分に受け入れられる弱さが当たり前になったら、なにかしがらみを解ける第一歩になる気がして。
また、コーヒーのシミとか日焼けとかの劣化を楽しみつつ、何度も開いていこうという本が産まれてくれました。
(トーチファーム 小田友美 様 山梨県)


一年を通してりんご栽培の大変さ、有意義さがすごく伝わってきます。素晴らしく御家族で力を合わせて栽培されている。素晴らしい姿と思います。僕もいつかは自然栽培に取り組んでみたいと思います。自然栽培は日本の農業が世界を変えると思います。微力ながら応援してゆこうと思います。木村先生の御家族のりんご栽培に素晴らしい明日があると思います。
(青柳一行 様 神奈川県座間市)


手元に待ち侘びていた本が届きました。
奇跡のリンゴのスピンオフ的な作品。

『自然栽培』という言葉に出会ってから、その『定義』だとか『乱用され過ぎじゃね?』とかいった心の中にあったモヤモヤとした感情が、なんでモヤモヤしていたのか分からないくらいスッキリとしました。

五所川原の親類から送られてきていた籾殻が詰まったリンゴの木箱。小2の夏休みにりんご畑の倉庫の屋根のペンキ塗りを任されて、塗り絵を塗るように縁から塗り始めたら降りられなくなって泣いた事など懐かしく思い出しました。

3回読み返しました。
小中高大学どの世代の教科書にも成りうる一冊でしたよ。
(六名米穀店 長澤正敏 様)


この本を、手にして、本の手触りも含めて『奇跡のりんご』誕生の本質を知りました。
読み終わった今は、この本に関わられた全ての方々に、木村さんの御家族様に、感謝の気持ちを込めて、感想を書かせて頂きます。
以前より『奇跡のりんご』の木村さんの事は映画、書籍、YouTube等で知っていました。
この世で初めて無農薬、無肥料のりんご栽培をやり抜かれた精神力には、限りなく尊敬致します。
何かしら影響も受け、私は農家ではないのですが、せめて、地球環境を守る為に地道に、1日1個のゴミ拾いを続けてきました。
また、たった一度でしたが、この奇跡のりんごを一箱、購入させて頂きました。
奇跡の味噌や甘酒も購入し無農薬、無肥料のりんご、玄米酵素に関しては、お薬そのものと思いながら家族で食しました。
そして、この本の事を知ったのは木村江利さんのinstaからです。
江利さんが撮り続けられた総体集の写真に、文章が添えられて、木村さん家のりんご園の貴重な歴史を綴りゆくが如く春・夏・秋・冬の奮闘を初めて知る事ができ、感無量になりました。あ~なんと大変な使命と仕事であったのかと、今世で知る事ができて良かったと思いました。
江利さんの真っ直ぐな文章にも、赤裸々なご心情も行間に溢れて、ご両親を想う娘さんとしてのお気持ちも見えてきました。
さらには、この偉大なりんご栽培事業の正当な後継者に、江利さんはなられたんだと実感しました。
素晴らしい事です。
木村秋則氏、お父様の写真からは、背中で無言で伝わってくる生き方を。お母様の写真からは、愛らしい笑顔に、涙が自然に溢れました。
お母様への心からのご回復とご長寿をお祈り致します。
青森の雪は深いですね。
私は北陸の福井ですが、りんご園の雪は壮大すぎて、一番びっくりしたのは、りんごを焼く事です。りんごの廃棄の事実には胸がえぐられました。りんごがりんごの姿で、食される事に、当たり前と思ってはならない。私達は深い感謝と食す恵みに手をあわさなければならない。
皮も身も芯までも、感謝して食さなければならないと。生命を継ぐ食べ物に、感謝を忘れてはならないと日々生きていくお手本にしていきます。
何度も読み返し、この本は将来、全世界の図書館に1冊は、置くべきと思いました。本当にありがとうございました。
(勝沢清美 様 福岡県)


『ある、りんご園の一年』を読みました。
光と影のコントラストの強めな一枚一枚の写真に見入りました。
家族、自然、りんごの木、虫たち、ねこ、愛情あふれる一冊でした。

早期退職して介護も終わり、時間ができたので本を読み始めて、「奇跡のりんご」に出会い、昔の父のことを思い出しました。花が好きで花が育てたいとバラやカーネーションの栽培組合に就職したら、日々農薬散布ざんまいで、「食べ物やないからって農薬まみれだ」と失望し、若いころ結核の手術で片肺を失っていたのもあり、辞めて帰ってきました。
家族を養うため違う職種で定年を迎えた後は日々好きな花を庭で育て、朝から晩まで庭で過ごしました。農薬を使わないために病気を素早く見つけて摘み取り、害虫をこつこつとピンセットでとっていました。生活のためではなく趣味なので幸せだったと思います。
父が生きていたら「奇跡のりんご」と「ある、りんご園の一年」を読ませてあげたかった。
とても共感したに違いありません。

十年くらい前に科学雑誌で海洋プラスチックの問題を知り、私も小さな小さな取り組みですがディスポプラスチックをというか石油製品を極力使わないよう、木、綿、竹、籐など可能な限り土にかえる昔ながらの素材を選ぶようになりました。化学メーカーに長く勤めていたのに…。
自分と猫の食べ物も無農薬や減農薬で頑張っている農家さんの少しでも応援できるように買うようになりました。
インスタでこの本を知り、なぜ近所の書店でかえないのだろう?と思いながらネットでこの本を買いましたが、説明を読んで納得しました。とても共感します。
出会えてよかった本でした。
(藤本容子 様)


『奇跡のりんご』「自然栽培」の木村秋則さんと共にりんご園に生きる実の娘さん、木村江利さんの、感動的なフォトドキュメンタリー。
日々のりんご園を捉えた写真の一枚一枚に溢れる思いが感じられる。
決して楽でも順風満帆でもない農作業の毎日の艱難辛苦と喜びと癒しと希望が見て取れる。
何より、iPhoneで撮ったとは思えない写真の美しさの一枚一枚が心を打つ。
そこに挟まれたエッセイの一文は、まるで抒情詩のように胸に響く。
「自然栽培」に命をかけて来た父の元で生まれ育ち、今を共に生きる人だけが語れるであろう深い言葉の地層。
「自然栽培」は、大義名分ではない。
「自然栽培」は、野菜を育てることではなく、自分たちが自然によって「育てられる」こと。
余りにも美しい写真と、それに寄り添う言の葉が胸に響く。
頁をめくりながら、何度も何度も涙した。
木村秋則さんの凄さは、一人の人間の思いと意思で独自の農法を成し遂げたことにある。
学ぶことはあらゆる意味で多いが、金科玉条にすべきではない。
その思いや意志を共にして、学び、そこからは、自分で考え行動していくことだと思う。
「先生」などと呼んではいけない人なのだ。
(青山昭仁 様 北海道)


ペラペラとめくるだけで、癒されるような、元氣をもらえるような、一生手元に置いておきたくなる本ですね。
私も本をたくさん持っていて、年に何度もブックオフに売りますが、やっぱり、「一生一緒にいたい」と思う本は限られています。
まさにそんな、特別な本がまた増えました。
またまた素晴らしい本をありがとうございました。
沢山の皆さまに届きますように。

ブログにも書きました。
https://ameblo.jp/kurashi-hondana/entry-12922829908.html
(「くらしのたのしみ」代表 高橋麗奈 様)


この度は、ステキな本を出版くださり、ありがとうございました
手に取った時の手触りがとても良くて、開く前に何度も何度も手で、すりすりなでなでしてしまいました。
そして、納品書のメモ書きに感動し、お礼とお願いのお手紙で深くうなづき、感動して、ページをめくり始めて…
忘れかけていたことを思い出すような感覚と愛が溢れる写真や言葉に触れてうるうるしつつ、今、余韻に浸っています、

年輪がハートになっている木の写真は特に気に入りまして…
できることなら、写真に撮って、待ち受けや壁紙にしたいくらいです(╹◡╹)♡

自分軸で考え、ただひたすらに取り組む日々…
私もそうありたいと思いつつ…
(M.M 様 長崎県)


Instagramで、江利さんが本を出版されたので、さっそく購入しました。
表紙の文字も素敵ですよ。木村さんのりんご園に行った事は無いけれど、江利さんの写真と心の思いから、りんご園にお邪魔させてもらったように一気にページをめくって居ました。
青いカゴに入った出荷されないりんごの写真のページからは、ホントにりんごの香りがして…甘酸っぱい香りがしたんです。
木村さんのりんごはなかなか、手に入らなくて、昔、新宿高島屋さんに、ガラスケースのなかで赤く輝いてたのを恨めしく見てただけなんですけど…
いつか、いただいてみたいです。
近年は環境の急速な変化で、りんご達も多くが出荷できない状態になっているんですね。燃やされるりんごに、バラナシみたいに、ホントにいのちの重さと自然のたくましさを感じました。
だけど、木村さんのりんご園からはいい香りがただよって来そう!
読ませていただいてありがとうございました。
(泉谷浩子 様)


「ある、りんご園の一年」、いい本を作られましたね! 江利さんの思いがいいですね。
木村さんご家族も、一般栽培をされている農家さんも、皆、人の命を支える食糧生産を担っている尊い存在と思います。
○○栽培といって隔たり、優劣をつけることがない世の中になることを願っています。
この本が多くの人に読まれ、感動を与えますように。これからも素敵な本を世に送り出してください。
(米農家 宮尾浩史 様/久美子 様 新潟県)


当たり前の様に木村秋則さん著作だと思って一瞥、視線の先が秋則さんと美千子さんとりんごの畑。他人ではないけど密着記者ではない、近いけどある距離感を持った視線が感動的です。
気負ってない写真と文章、苦しさも楽しさも淡々と、しかしりんごの病気の茶色の黒い点々の現実に息がグッと詰まる感じ、それでもどこか飄々とした木村秋則さんの表情が不思議です。
リンゴを燃やしているなんて信じられない。その捨てりんごの端っこを、卑しい泥棒のようにナイフで分別してこそこそと口に頬ばりたい、泣きそう。
自然に癒されるではなく許されるという感覚、植物と動物では違うけれど、わたしは馬との関わりでこの「許される」という言葉がぴたりときます。
自分はかなり様々な場面で他の生き物に許してもらっているんだ…と。
(よし川真実 様 茨城県)


ただ、もう感動いたしました。
このような本をお作りいただき有難うございます。
大事な本になりました。
(大川 誠 様 青森県)


正直な感想は、「たぶんいい本」。
というのも、文章も写真もありのまま過ぎて、ちょっとまだ消化不良中です。
何か迫るものがありますが、読み終えて20~30分モヤモヤしてました。言葉にならない感情。
文章も写真も私にとっては重い。淡々と悩みが響いてくる。
だけど、木村さんご夫婦も自然もものすごく生き生きしている。
光も陰も強すぎる!
その狭間で、揺れ動く。
その点からも明らかに素敵な本なんですが、素敵な本です!と言えるほど、まだまだ私自身、感じ得ていない何かがあるので、「たぶんいい本」という感想になりました。
(小山幸志 様 神奈川県)


この本は、江利さんが四季を通して撮った畑や木村さんの写真が掲載されていて、
その間に言葉が挟まれています。

ものすごく心揺さぶられる本でした。
これを、どんな言葉で伝えたらいいかわからなかったので、
そのまま江利さんの言葉を引用させてもらいます。

「自分が手を出せない世界を知ること」
「自然に癒されるのではなく、許されるという感覚」

「無力さを知ることで許され、
生きる活力が生まれるのではないだろうか」

季刊書籍『自然栽培』に記事を書かせてもらっていた頃、都度、頑張って書いているつもりだったけど、なんにもわかっていなかったなと思わせられました。
あの頃の自分にこの本を見せたい。
(ライター 甲斐かおり 様)


昨日やっと…書店(農文協農業書センター)にて購入させていただきました。
沢山の購入方法のなか、宅配受け取りが困難な状況のため、夜半まで外に置かれることがなんだか忍びなく実店舗でと。
手に取った瞬間、なんでしょう… 不思議に胸に込み上げるものがありました。
最近言葉を紡ぐことが下手で、感じたことを上手に表現できそうにありませんが、
江利さんの写真を見ていると、一緒に時を紡いでいる感覚になります。
素直に表現された文章から、自然栽培の現実、現状を共有させていただき、
自然、命、生き様、覚悟に、胸が一杯になる。
そして根底にあるのは愛…
憎しみと表裏一体でもある愛ですが
もうこの本の中は、愛の光に満ちている。
とてもすらすらとページをめくれない。
大切にゆっくりと時を共有させていただきました。
拝読したあと、大切なことを知ったというのか、胸が熱くなり涙でした。
きれいごとではないんですよ、笑
多くの写真に言葉はないけど、それ以上のメッセージを感じます。
あ~ ほんとに良き本です。
自然栽培が善で、慣行栽培が悪という図式ではない。
善悪で片付けないでほしいこといっぱいありますね。
この先の人生において、寄り添ってくれる大切な一冊になりそうです。
(青木敏江 様 東京都)


わたしは、29年前に木村秋則先生と知り合うことができて以来、自然栽培を細々と実践している百姓です。木村先生は社会では大きい存在感がありますが、個人的には、ご近所で同業の農業をやっている、「慈父のような百姓」的存在として仰いでいます。

15年ほど前に谷川俊太郎さんが弘前で講演した時に、江利さんも参加していました。言葉が好きなんだなあと思っていましたが、その後、宮沢賢治が好きだと本人から聞いたことこともありました。だからなのか、彼女の言葉は厳しく嘘を排除する独自の文体を作っていると思います。また、鳥の目になって全体をみようとしつつ、根底に父親譲りの深いやさしさがあります。
百姓として、家族の一員として、一人の人間として、この本を目にすると、忘れかけていたユーモア(人間らしさ)に気づいて、切なさと嬉しさが混じった涙がこみ上げます。たぶん多くの人にとって、自分の人間らしい部分に目覚めるきっかけになるのではないかと思い、少しばかりですが宣伝しています。

鑑(かがみ)のように存在した娘、江利さんの本。木村秋則先生はこの本をどう思っていらっしゃるのか……。人には恥ずかしくて言えないと思いますが、本当はとても嬉しいでしょうね。家族への思いは愛が切なすぎて言葉になりません。
(前田尚人 様 青森県)